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善玉菌とは?善玉菌を生活環境に増やす方法とその特許技術について徹底解説

更新日:6月18日



 「善玉菌」と聞いて真っ先に思いつくのは、腸内に存在する乳酸菌ではないでしょうか?腸内環境において、善玉菌を増やすことで、悪玉菌の働きを抑制するという考え方は、コロナ禍において、健康維持・免疫力アップへの関心が高まる中、急速に注目されるようになりました。そのような背景から、ここ数年で、腸内フローラを整える様々な食品や飲料が販売されました。  その一方で、生活環境においては全く逆のアプローチが行われており、徹底的な「菌の除去」が重視されています。ここで、勘の良い方なら、その矛盾に既に気づかれたかもしれません。「生活環境においても、悪玉菌がいるならば、善玉菌も存在するのではないか?」と。

 まさしくその通りで、善玉菌は、私たちが暮らしている空間にもいるのです。そこで今回のコラムでは、生活環境において、善玉菌を増やす方法とそれを可能にした特許技術について解説します。

善玉菌とは?

 

 まずお伝えしたいのは、善玉菌は小さな生物、すなわち「微生物」の一種であるということです。地球上には約1,200万種に及ぶ生物が存在すると言われていますが、 そのうち約300万種(25%)が微生物です。微生物は、山、川、海など地球上のあらゆる場所に存在します。そして、ヒトの生活に関わる微生物は、腸内だけでなく、皮膚や口腔内などあらゆる箇所で活動しています。更には、人体だけでなく、物の表面、水回りなどヒトが生活するあらゆる場所に存在しています。  そのような 微生物は、活きているので代謝をする上で様々な物質を消費したり、生成したりします。微生物によっては、人間の体に良い働きがあるものと、悪い働きをするものがあります。この働きのうち、人体にプラスに働く作用のあることが証明されている微生物が「善玉菌」と相称されているのです。 (参照元:「私たちの生活に身近な微生物」経済産業省/「3.微生物は地球のそうじやさん 」日本微生物生態学会教育研究部会 )


善玉菌を増やすには?

 

 それでは、善玉菌を増やすにはどうしたらよいのでしょうか?


◆腸内の善玉菌を増やすには  まず、馴染みの深い、腸内環境で考えてみましょう。  腸内には、主に3種類の異なった働きをする菌がいます。1つ目が、健康に良い影響を与える善玉菌、2つ目が悪い影響を与える悪玉菌、そしていずれか優位な方に傾く日和見菌です。実は、それらの菌の割合は、健康的でバランスの取れた腸内においても、善玉菌はたった2割、そして悪玉菌が1割、最も多いのが日和見菌で7割であるといわれています。このように最も多い割合を占める日和見菌は、善玉菌が優位な時は善玉菌として働くため、善玉菌が悪玉菌の数を上回る状態を維持することが重要だと言われているのです。

 腸内の善玉菌を増やす方法には、十分な睡眠をとる、ストレスを溜めない、適度な運動をする、健康的な生活習慣を維持するなど、様々あります。ですが、忙しい現代人にとって、手っ取り早く、しかも確実なのが、善玉菌を多く含んだ食品や飲料を摂ることではないでしょうか?

◆生活環境において善玉菌を増やすには  生活環境においても、善玉菌、悪玉菌、日和見菌は存在し、腸内環境と同じように善玉菌の数が悪玉菌より多くいることが健康的な空間づくりのポイントとなります。しかしながら、従来の除菌方法では、実は善玉菌であろうが、悪玉菌であろうが無差別に除去してしまっているのです。それでは、どのようにすれば、環境における善玉菌を増やすことができるのでしょうか?自然豊かな山や川には善玉菌が多く存在します。自宅でもそれに近い状態を作るためにあったのが、庭づくりという昔ながらの知恵です。しかしながら、オフィスビルや都心の住宅地において、そのような自然豊かな環境を作ること難しいです。確かに、最近はオフィスにおける観葉植物の設置や空中庭園など、緑を増やす様々な工夫が多くなり、技術も発達しています。ですが、そのような工夫だけでは、果たして善玉菌の数が悪玉菌の数より多い状態であるのか定かではありません。  そこで、生活環境において、確実に善玉菌を増やす方法として注目されているのが、善玉菌を取り入れた洗浄剤や消臭剤による衛生管理です。善玉菌が1ccになんと、数千万~億個と高濃度に含まれているので、悪玉菌を数のチカラで確実に圧倒し、日和見菌も善玉菌としての役割を果たしてくれます。しかも今、使用している洗浄剤や消臭剤を、善玉菌を含んだものに代えるだけで、手軽に健康的な環境を作ることができます。


善玉菌を含んだ洗浄剤や消臭剤を可能にした特許技術とは?

 

 「でも、善玉菌を含んだ洗浄剤・消臭剤なんて聞いたことないよ・・・。」と思われるかもしれません。それもそのはず、善玉菌は活きている微生物なので、ヨーグルトや納豆のように、一定の温度で保存しても、数週間しか保管することができなかったのです。そのため、洗浄剤や消臭剤など、通常、常温で数年間保管する衛生管理製品に善玉菌を応用することが出来なかったという背景があります。  ですがついに、ベルギーの研究所により、活きた善玉菌を長期間保存する技術が開発されました。

善玉菌には、乳酸菌など様々な種類がありますが、その中から、乾燥、湿度、温度などの変化に強いバチルス菌が数種類選び抜かれました。しかも、バチルス菌には仮眠状態になるという特性があるため、長期間での保存も可能なのです。ですが、「眠った状態ということだけど、即効性は大丈夫?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。仮眠状態にされたバチルス菌は、そのエサとなるイヌリンという多糖類(チコリの根)と一緒にマイクロカプセルに入った状態で製品に含まれています。洗浄剤・消臭剤が対象空間に触れるとそのカプセルがはじけ、眠りから覚めたバチルス菌がイヌリンを食べて代謝を開始するため、高い即効性があります。しかも、このマイクロカプセル内に善玉菌とそのエサを保存するというテクノロジーは欧州連合で特許を取得していて、現在、この技術を使用した善玉菌消臭剤は、グランバイオエアだけです。 善玉菌を生活環境に増やすことで、具体的には健康の維持にどのようなメリットがあるのかご興味のある方は関連記事も是非ご一読ください。



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