コロナ禍という状況が収束し、ホテルには、リラックスして休暇を過ごす、もしくは出張で滞在するなど、様々な目的で多様な人が宿泊するようになりました。そのように人の出入りの激しいホテルにおいて、やはり心配なのは一見清潔な室内でも、目には見えない有害な雑菌の存在ではないでしょうか?
今回のコラムでは、ホテル内の各箇所に実際どのくらいの菌がいるのか、その状況と善玉菌を使ってその衛生状況を改善す簡単にる方法をご紹介致します。
ホテルでもっとも雑菌が多かった場所とは?
バクテリアの測定は、CFUという共存する雑菌の集合体数で測ることができますが、1平方インチあたりのコロニー形成単位(CFU)を米国内の9つのホテル(1つ星、4つ星、5つ星)の平均値を割り出したところ、以下のような驚くべき事実が明らかになりました。
・洗面所シンク:16,000,000CFU
・リモコン:12,000,000CFU
・フロントデスク:947,000CFU ・電話機:38,500CFU
フロントデスクなど、色々な人が頻繁に触る場所に雑菌が多いことはわかりますが、なぜ毎日清掃されている客室のバクテリア数が最も多かったのでしょうか? 菌の研究において第一人者の一人でもあるテマーマン博士によると、洗面所などの水回りは強い化学薬品で毎日清掃されているため、菌が耐性を持つようになり、バイオフィルムという菌の巣ができるようになるといいます。バイオフィルムは雑菌のシェルターのようになっており、一度形成されてしまうと清掃では除去できなくなってしまいます。そのため、洗面所の菌が最も多かったと考えられます。
>関連記事:善玉菌を増やしてバイオフィルムを除去する方法とは
善玉菌のチカラで雑菌とアレルゲンを除去する方法とは?
雑菌やアレルゲンは目に見える汚れではないので、清掃担当者にその除去方法を指導するのは難しいです。担当者によっては、そのような汚れはお客様の目につくものではないので、重要視しない可能性もあります。しかしながら、雑菌は悪臭の原因となり、アレルゲンは、宿泊時の『不快感』に影響します。
そこで、お勧めしたいのは、そのようなミクロの世界で洗浄効果を発揮する善玉菌を使った清掃方法です。
【善玉菌が数の力で悪玉菌を抑制】
善玉菌も悪玉菌も生きている微生物であるため、生き続けるためにはエサ・水分・酸素・スペースが必要になります。グランバイオシリーズで対象空間を処理することで、微生物が生きて行くために必要な資源を製品に含まれた善玉菌が数の力で悪玉菌を凌いで独占します。そのため、悪玉菌は餓死し空間からいなくなります。それが下の図の「善玉菌を含んだ洗浄剤」の場合です。
逆に、上記図の「従来の化学系洗浄剤」にあるように化学薬品での洗浄は、雑菌だけでなく、善玉菌も除去してしまい、しかも時間が経つと耐性を持った悪玉菌の方が多い状態になってしまうという悪循環が起きてしまします。 とはいっても、本当に善玉菌が雑菌の繁殖を抑制することができるのか、疑問に思われるかもしれません。
以下に実際のホテルで行われた実験結果をご紹介します。
■ホテルで善玉菌を含んだ消臭剤『グランバイオ エア』を噴霧した結果
このように、グランバイオシリーズは、毎日使い続けることで、雑菌の高い効果が得られます。グランバイオシリーズに含まれる善玉菌のより詳しい効果と安全性に関しては、以下のコラムも是非ご一読ください。
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